(Manyoshu 3227)

葦原笶
水穂之國丹
手向為跡
天降座兼
五百万
千万神之
神代従
云續来在
甘南備乃
三諸山者
春去者
春霞立 秋徃者
紅丹穂經
<甘>甞備乃
三諸乃神之
帶為
明日香之河之 水尾速
生多米難
石枕
蘿生左右二
新夜乃
好去通牟 事計
夢尓令見社
劔刀
齊祭
神二師座者

Modern Japanese

葦原の
瑞穂の国に
手向けすと
天降りましけむ
五百万
千万神の
神代より
言ひ継ぎ来る
神なびの
みもろの山は
春されば
春霞立つ 秋行けば
紅にほふ
神なびの
みもろの神の
帯ばせる
明日香の川の 水脈早み
生しためかたき
石枕
苔生すまでに
新夜の
幸く通はむ 事計り
夢に見せこそ
剣太刀
斎ひ祭れる
神にしませば

Hiragana Pronounciation

あしはらの
みづほのくにに
たむけすと
あもりましけむ
いほよろづ
ちよろづかみの
かむよより
いひつぎきたる
かむなびの
みもろのやまは
はるされば
はるかすみたつ
あきゆけば
くれなゐにほふ
かむなびの
みもろのかみの
おばせる
あすかのかはの
みをはやみ
むしためかたき
いしまくら
こけむすまでに
あらたよの
さきくかよはむ
ことはかり
いめにみせこそ
つるぎたち
いはひまつれる
かみにしませば

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