(Manyoshu 3266)

春去者
花咲乎呼里
秋付者
丹之穂尓黄色
味酒乎
神名火山之
帶丹為留
明日香之河乃
速瀬尓
生玉藻之
打靡
情者因而 朝露之
消者可消
戀久毛
知久毛相
隠都麻鴨

Modern Japanese

春されば
花咲ををり
秋づけば
丹のほにもみつ
味酒を
神奈備山の
帯にせる
明日香の川の
早き瀬に
生ふる玉藻の
うち靡き
心は寄りて 朝露の
消なば消ぬべく
恋ひしくも
しるくも逢へる
隠り妻かも

Hiragana Pronounciation

はるされば
はなさきををり
あきづけば
にのほにもみつ
うまさけを
かむなびやまの
おびにせる
あすかのかはの
はやきせに
おふるたまもの
うちなびき
こころはよりて
あさつゆの
けなばけぬべく
こひしくも
しるくもあへる
こもりづまかも

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