(Manyoshu 3326)

礒城嶋之
日本國尓
何方
御念食可
津礼毛無
城上宮尓
大殿乎
都可倍奉而
殿隠
々座者
朝者 召而使
夕者
召而使
遣之
舎人之子等者
行鳥之 群而待
有雖待
不召賜者
劔刀
磨之心乎 天雲尓
念散之
展轉
土打哭杼母
飽不足可聞

Modern Japanese

礒城島の
大和の国に
いかさまに
思ほしめせか
つれもなき
城上の宮に
大殿を
仕へまつりて
殿隠り
隠りいませば
朝には 召して使ひ
夕には
召して使ひ
使はしし
舎人の子らは
行く鳥の 群がりて待ち
あり待てど
召したまはねば
剣大刀
磨ぎし心を 天雲に
思ひはぶらし
臥いまろび
ひづち哭けども
飽き足らぬかも

Hiragana Pronounciation

しきしまの
やまとのくにに
いかさまに
おもほしめせか
つれもなき
きのへのみやに
おほとのを
つかへまつりて
とのごもり
こもりいませば
あしたには
めしてつかひ
ゆふへには
めしてつかひ
つかはしし
とねりのこらは
ゆくとりの
むらがりてまち
ありまてど
めしたまはねば
つるぎたち
とぎしこころを
あまくもに
おもひはぶらし
こいまろび
ひづちなけども
あきだらぬかも

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